島根大学では、複数の領域を横断して学ぶ「クロス教育」の一環として、社会課題に向き合い解決策を探究する「トランスボーダープログラム」を展開しています。この度、本授業を受講した学生たちによる成果発表会を開催し、これまでの活動の軌跡をまとめた報告書(パンフレット)を発行いたしました。
教室から社会へ、越境するプロジェクト学習
本プログラムは、教室でアイデアを考えるだけでなく、地域社会や企業の現場で「実践」することに重きを置いています。学生たちは自らの関心や問題意識を出発点に、協力いただける行政や企業に直接足を運びました。現場の担当者との対話(壁打ち)を通して現状の課題やニーズを調査し、自分たちにできるアクションを検討・実行してきました。
今年度の学生たちの挑戦を紹介
最終発表会では、試行錯誤の末に学生たちが形にした多様なプロジェクトが報告されました。
★企業の非常時対応を考える「【BCP版】防災クロスロード」の企画・実施
災害時の事業継続計画(BCP)が日常的に議論されにくいという課題に着目し、地元企業のご協力を得て、非常時の判断を疑似体験できる研修用カードゲームを企画・実施しました。
★子どもたちの選択肢を広げる「キャリア体験型カードゲーム」の開発
フリースクールに通う子どもたちが、様々な職業や働き方に触れ、楽しみながら自分と向き合えるオリジナルのカードゲームを開発しました。
★地域産業の魅力を伝える「小中学生向けクイズラリー」の開催
鉄鋼業への関心を高めるため、最新技術(ドローンやAI)の体験と業界の知識を掛け合わせたクイズラリーイベントを企画し、多くの子どもたちに体験してもらいました。
実践の壁を乗り越えて得た「成長」
学生たちはプロジェクトを通して、思い描いたアイデアを社会で実装することの難しさを痛感したようです。自分たちが伝えたいことと現場のニーズとのギャップに直面したり、思うように計画が進まず焦りを感じたりと、決して順風満帆ではありませんでした。しかし、そのプレッシャーを乗り越え、自らの手でアイデアを形にした経験は、「自分にもできるんだ」という大きな自信と成長につながっています。
活動報告書(パンフレット)のご案内
今回作成した報告書は、目に見える「成果」だけをお伝えするものではありません。学生一人ひとりが現場でどのように考え、悩み、行動してきたのかという「プロセス」そのものが伝わるように編集しました。
これからの大学での学びを検討されている大学生や高校生のみなさんには、「ちょっとやってみようかな」と一歩を踏み出すきっかけとして。また、学生との協働をご検討されている企業の皆様には、本プログラムの熱量を知っていただく参考として、ぜひお手に取ってご覧いただければ幸いです。
報告書は、以下よりご覧いただけます。
トランスボーダープログラムは、クロス教育の1つです。
クロス教育について詳しく知りたい方は、以下よりご覧ください。