島根大学 島根大学教育センター

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クロス教育履修者に学びを振り返ってもらいました②

本学では令和6年度以降の入学生を対象にクロス教育をスタートしました。
各プログラムの修了に必要な単位を取得した学生も増えてきたため、履修を検討する皆さんの参考になるよう、履修した方々にクロス教育での学びについて伺いました。

※学年は2026年7月時点です。
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■同学部異領域専門プログラム
 心理学コース専門プログラム履修者(人間科学部人間科学科 3年生 Nさん)

同学部異領域専門プログラムは、所属する学部の、他学科・他コース・他領域の専門性の高い授業科目からなる教育プログラムを履修することができます。自分が主として学ぶ分野に加えて、複数の専門の方法や視点を活かした研究を遂行できるようになります。
・心理学コース専門プログラムは、こちらをご参照ください。

Q. 多様なクロス教育のプログラムがある中で、なぜこのプログラムを選びましたか?

私は人間科学部のコース分属の際、最終的に「身体活動・健康科学コース」を選択しましたが、実は「心理学コース」にも強い興味を抱いていました。主専攻で身体活動を学びつつ、心理学の授業も諦めずに履修したいと考えていたタイミングで、新しくスタートしたクロス教育の存在を知りました。まさに私の「心理学への興味」を満たすのに最適なプログラムだと感じ、履修を決定しました。また、心理学コースを志望している友人と「コースが違っても、同じ授業を一緒に受けて学びを深められる」という点も大きな後押しとなり、この心理学プログラムを選びました。

Q. 心理学コース専門プログラムで、印象に残った授業や経験はありますか?

クロス教育で受講した授業はどれも印象的でしたが、特に強く印象に残っているのが「知覚・認知心理学Ⅰ」です。2人一組のペアで心理学の専門書を読み解き、その内容について質疑応答込みで30分ほどの発表を行うという、非常に中身の濃い授業でした。単に本をまとめるだけでなく、聞き手に理解してもらうためには、専門用語や実験のプロセスを自分自身が理解しなければならず、多くの時間を費やしました。

さらに、私は人前で話すことに苦手意識を持っていたため、不安を払拭できるよう、相方と何度も発表の練習を繰り返しました。徹底的に準備をして臨んだ結果、本番では緊張に負けず発表ができ、質疑応答にも落ち着いて答えることができました。この「時間をかけて準備し、やり遂げた」という経験は、私の中にあった発表への苦手意識を変えてくれ、物事にポジティブに挑戦していく姿勢を養うきっかけになりました。

Q. このプログラムを通して学んだことや自身が成長したと感じることがあれば教えてください。

このプログラムを通して、物事の本質を見極めてアプローチする「論理的な問題解決能力」が大きく成長したと感じています。特に「実験心理学の思考法」を学ぶなかで、知覚や認知、社会集団における心の仕組みを実験やデータに基づいて論理的に的確に分析する力を養いました。「ヒトがなぜそのような行動や選択をするのか」という疑問を科学的に掘り下げることを学んだことで、日常の課題に対しても「なぜいまこの状況になっているのか」「何が本質的な問題で、どこを解決すれば物事がスムーズに動き出すのか」を構造的に考えられるようになりました。

さらに、他コースの科目を主体的に履修したことで視野が広がり、発表に対するネガティブなイメージを克服できたことも大きな収穫だと考えます。自身の所属コースの枠を超えたこの多面的な学びが、問題に対して主体的に関与し、解決へ導くための基礎になったと考えます。

Q. このプログラムはどのような人に薦めたいですか?お薦めポイントと合わせて教えてください。

少しでも心理学に興味がある人はもちろん、現時点で興味がない人にも、自分自身や「ヒト」という存在を深く理解するための入り口としてお薦めしたいです。お薦めポイントは、心理学の基礎を学ぶことができ、入門に最適だと思います。また、心の仕組みを多角的に学べる点もお薦めです。心理学プログラムでは、人間の悩みに寄り添う「臨床心理学」と、データを用いて科学的に検証する「実験心理学」の双方をバランスよく学ぶことができます。そのため、心理学に興味がない人であっても、日々の行動や思考の背景にある仕組みを知ることで、自分や他者への新たな発見や深い理解に繋がると考えます。さらに、物事を感情論ではなく客観的なデータに基づいて論理的に分析する力や、具体的な事例を通して現代社会の課題に主体的に関わるアプローチ方法も身につくと感じました。

Q. 就活にどのように活かせそうですか?また、活かせましたか?

心理学プログラムで培った「データに基づいた論理的な問題解決能力」は、就職活動にとって強みとして活かせると思っています。日々の学修において、「ヒトがなぜそのような行動や選択をするのか」という疑問に対し、感情論ではなく実験やデータを用いて客観的に分析する思考法を学びました。これにより、直面した課題に対して「なぜこの状況が起きているのか」という本質を見極め、どこを改善すれば物事がスムーズに動き出すのかを導き出す力が身につきました。この能力は、企業の事業課題やお客様のニーズを発見し、根拠のある解決策を提案する際にダイレクトに活きてくると考えています。さらに、他者の悩みに寄り添う共感的な理解力も養ったため、チームで協働する際や多様な人々と信頼関係を築く場面においても、この学びを活かせると思います。

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クロス教育は島根大学の2024年度以降入学生が対象のプログラムです。登録を希望する皆さんは各プログラムの詳細を確認の上、以下の申請手続きページからご確認ください。

クロス教育(令和6年度以降入学生対象) | 国立大学法人 島根大学

クロス教育 各種プログラム履修申請方法 | 国立大学法人 島根大学